ボドゲおじさんがオススメする【ガンナガン】 かるくデッキ考察付き

大きい机が欲しい水谷です。

ここの所ハマっているカードゲーム

『カンナガン』

について纏めておきます。

 

Overview 概要

 

プレイ人数 2人
プレイ時間 10-30分
ジャンル 高速二丁銃バトルカードゲーム
販売時期 2019年
価格 3,500円(税抜)

BGGレート  ー
水谷レート  7.9
※22/2 現在

※BGGレート ボドゲの世界的ファンサイト「BoardGameGeek」での評価
※水谷レート 私の評価

 

ストーリー

 

オリジナルの拳銃をぶっぱなす系の内容です。

 

地上は災害により崩壊し、汚染されてしまう。最後に人類が辿り着いた廃墟ビル。
人類は体を機械と化し、災害の切っ掛けとされる「適用外の銃」を求めて争う。

 

という感じで、実在の拳銃ではなくSF漫画的な退廃した世界感です。

 

登場してくる女の子がめちゃ可愛いので、カードを見ているだけでも楽しくなります。

「美少女×拳銃」

男のロマンに寄せまくった作風、現代アニメ風といえます。

世界観としては昨今の主流ですし、そもそも私がこれを手に取ったのは

「似たようなの、書いてるな……」

でしたし、共感層が多いのだと思います。

若者向けの絵ですが、全体的にダークな色彩が使われており、退廃と銃! 男子はきっと好きになるでしょう。

 

どんなゲーム

 

カードゲームです。

カードゲームといえば「遊戯王」「MTG(マジック)」「ポケモン」「デュエマ」などなどが有名ですが、あのタイプのトーレディングカードゲーム(TCG:以下トレカ)とは異なります。

 

「一つのBOXを買えば、対戦できる」タイプ。

「レア引いた!」とかじゃないです。

1BOXに必要な全てのカードが揃っていて、そのカードプールだけで遊ぶカードゲーム。

個人的には「ボードゲーム」の一種に入れています。(トランプやウノとかと同じ)

有名どころでは「Blade Rondo」

本作もこのタイプで、とりあえず基本セットがあればゲーム可能

値段的にはカードゲームにしては少々高いですが、ぶっちゃけ、上述したTCG(トレカ)が数万円かけないとゲームにならない……って考えると、全然安いです。MTGを4000円分買っても、なにもできないです。マジで。

 

必要なものは、このセット……と、広い机だけです。

(と、スリーブとできればプレイマットと、お友達)

ゲームルール

 

①「女の子とスキル」を選ぶ。

女の子によりスキルが変わる上に、スキルは何枚かあるので、その組み合わせを選びます。

 

②銃を二丁選ぶ

 

二丁拳銃です。全員。

この銃にも機能がありますので、「女の子スキル×銃のスキル」の掛け合わせでデッキ構築していきます。

 

③山札からドロー。(拳銃カード)

 

拳銃カードには3種類あります。「銃弾」と、「魔法」と「トラップ」。

魔法やトラップをセット。そして、このゲームの醍醐味。

 

④銃弾を装填。そして、撃つ!

 

トラップに邪魔されずに貫通できれば、相手のライフポイントを削る。

ライフを削り切れば勝ち。無くなったら負け。

至ってシンプルですが、この装填、射撃! が快感。

やっぱり、銃は男のロマン。

銃も高速回転で削っていく拳銃タイプ、一撃必殺の狙撃タイプ、相手のデッキ破壊、ライフ回復タイプと様々で、組み合わせを考えるのが超楽しい内容になっています。

 

何より、

ゲーム時間が短い!

ごりごりのビートダウン!

カードをほぼ全部使う!

 

これが楽しい。

一瞬でライフを削り切る銃やスキルも多いですし、慣れれば1ゲーム10分とかで終わります。

「ビートダウン」というのは、カードゲーム用語ですが、要は「ひたすら殴り合う!」

まぁ、拡張やらが続けば「コントロール」的なやつも出てくるのでしょうが、そうなる前の初期段階特有のばちばちに殴り合う感じが快感ポイントです。

そして、カードをほぼ全て使います

この短時間に、大量のカードを回していきます。

「あと山札1枚しかない!」みたいな場面が、ほぼ毎試合……。

カードゲームやってる感があります。

銃を撃ちまくってる感があります。

 

遊び方について

 

基本は、2人専用

2人対戦ですが、これもパターンが2種類あり、

「各個人がBOXを持ち込んでバトル」

「1BOXを2人で分け合ってバトル」

 

おすすめは、「1BOXを2人で分け合う」です。

「相手が、このキャラを取ったから、自分はこの銃を押さえよう」とか、心理戦が戦う前から開始されます。

正直、強い構成パターンは決まっているので、「そのパターンの天敵になるパターンを選択する」など、その場での判断力も求められます。

「各個人がBOXを持ち込んで」だと、まぁ、普通のトレカと同じなので、折角この手のゲームをするのであれば、状況判断を要求されるバトルの方が楽しいです。

ボドゲって、大抵がこれ。前の日からデッキ構築して臨む! とかじゃなくて、その日、その時に判断が求められます。

ですので、私はこの手のカードゲームも「ボドゲ」ジャンルに入れています。

囲碁将棋で言うところの、「名人戦」と「NHK杯」くらいの違いがあります。

1BOXあればできますしね。

 

只、一つ苦言をつけると「ソロモードがない」。

私のようなソロ専門ボドゲおじさんには、少し寂しいところです。

昨今のボドゲは「ソロモード」があり、かつ、それがめっちゃ楽しい! という点が必須項目になっているので(BGGなどの上位ランカーゲームは皆、ソロが充実している)、できれば検討して欲しいですね。

オートマ専用拡張パックとか出れば、百パー買います。

※現状は、私が勝手にソロルールを作ってオートマしてます。

 

 

おまけ(攻略)

 

私が勝手に強いと思っている組み合わせです。

※基本セットのみ

 

マキシ(キルコ)ヌエ! 「エンラ(銃)」「マキシマムリロード(キルコ)」「ヌエ(銃)」

基本版は、「ヌエ」ゲームと言っても過言ではない。最大装填で14ポイント持っていく、どデカイ奴。

どれだけこちらが削っていても、ごっそり持っていかれます。

いや、むしろ削ると逆効果。

14ポイントを二発撃たせる「マキシマムリロード」が発動する。(ライフ30なのに、28を1ターンでもっていく)

発動時……あいては、死ぬ。

を体現したデッキ。

対応(トラップカード)がないと、1ターンでやられます。

 

 

ナトリ・ライブラリーアウト!「ウワン(銃)」「バッドメディスン(ナトリ)」「ダタラ(銃)」

これも定番。ライブラリー(山札)削り!

ウワンでひたすら相手の山札を削り、ダタラで相手の射撃を妨害。

ダタラの「迎撃」1枚で「マキシヌエ」を封札できるのは、マジ優秀。

所謂【コントロールデッキ】

只、弱点として「バッドメディスン」は永続効果なのに、発動までに時間が掛かりますので、効果の恩恵が薄いです。

(効果を体感する頃には、ゲームが終わってしまう)

この隙に、マキシヌエや、次の奴に狩られる可能性があります。ランには超強いですが。

 

 

ヒバナ・アグロ! 「カサネ(銃)」「朧走り(ヒバナ)」「エンラ(銃)」

ごりごりのアグロ(速攻型)

「いやいや、それは微妙だろ?」って声が聞こえてきそうですが、なんだかんだで「あれ? これ勝ってね?」となって最後にまくるのが、このデッキ。

魔法もトラップいらねぇ! 撃つべし!

エンラは別の銃でもいいです。私は「ウワン」「ダタラ」をよく使います。

「カサネ」「朧走り」の相性が抜群で、ヒバナは確実に先行なので、1ターン目に10ポイント削るのが最高に気持ちいいですね。

 

あと、もう一つ。

 

ナトリ矛盾! 「ダタラ(銃)」「グットメディスン(ナトリ)」「ヌエ(銃)」

ランは出てこんのかい! って感じですが、あまり使わないので出てきません。正直、他のデッキ削りや速攻が強すぎて、回復が間に合いません。

で、ラン使うならナトリ。

ダタラで妨害しまくって、ヌエエンド。グッドメディスンで回復と山札補充してウワン対策。

矛と盾でバランスが取れていて、好き。

特に「グットメディスン(スキル)」は、上述の「バッドメディスン」のように発動まで時間が掛かる弱点がなく、毎ターンもりもりライフも山札も回復していくので安定感が抜群でした。

ナトリの手札五枚補充との相性も良い。

 

結論、ナトリが好き。

 

とみせかけて!

 

公式ラン! 【ウワン(銃)】【いただきまーす!!(ラン)】【ハクメン(銃)】

 

説明書に書いてある、公式「初心者オススメデッキ」。

初見で使った人も多いでしょう。

「これ、勝てんの?」

って思った方がほとんどでしょう。マジで強かった。絶対に勝てんと思った。

でも気づく。

ランじゃなくて、「ウワン」が強いのだと……。

 

 

まとめ

 

今回は基本BOXのみで話しをしていますが、拡張も買ってありますので、そちらのデッキ考察もいつかしたいです。

3月末には大型拡張が来てしまうので、それまでには書きます。

尚、私は初対戦時、必ず「ヒバナアグロ」ですので、見つけたらお声かけ下さい(笑)

(基本ソロなので、遭遇率は激レアですが)