考察ガチ勢が選ぶ【おすすめ漫画評価】チェンソーマン

honto


おすすめランク A 

こんな人にオススメ ⇒ 刺激(グロテスク)と超展開の激しい漫画を読みたい方

ストーリー 3
構成 3
3
キャラクター 3
総合評価   75

 

あらすじ

「悪魔」という存在が日常にいる世界。
主人公のデンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。

ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙され、「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺害されてしまう。

ポチタはデンジの血を飲んで蘇生し、契約と引き換えにデンジの心臓となる。復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れ、ゾンビの集団を一掃する。

デンジは現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに導かれ、その身を管理されることになる。

(ウィキペディアより)

 

昨今、漫画業界で話題のネタといえばこれ。

「チェンソーマン アニメ化!」

 

しかもアニメ―ジョンはまたもMAPPA。

これとか

これとか

作っている製作会社です。

話題の中で先日発表されたこのPV↓

YouTube公式

 

クオリティ……映画かよ!

格好良すぎでしょ(笑)

こちら二日間で500万再生されまして、俄然期待と話題を呼んでおります。

そんなブーム直前の「チェンソーマン」を、今しがたおさらいしておきましょう。

 

本日のポイント

 

1 過激で超展開な場面が多数
2 一風変わった主人公
3 個性豊かな他キャラクター達

 

では、一つ一つ見て行きます。

 

1 過激で超展開な場面が満載

 

本作は週刊少年ジャンプで連載されていましたが、過激なシーンが多く、ヤングジャンプとかの方が合いそうな作りです。
現在11巻で一部完結しておりますが、2部はジャンプ+で連載らしいです。

 

ジャンプ+ とは?

 

ジャンプのWEB(アプリ)版で、こちらでも独自の漫画連載を行っています。

原作者の藤本タツキ先生はもともとこちらの連載作家で、「ファイアパンチ」という作品を連載されていました。

コチラ

この頃からスタイルが一貫しており、グロテスク超展開が有名です。

「アンチ・ジャンプ」を掲げて革命的な漫画を創作されています。

アンチ・ジャンプテイストのままジャンプ本紙に乗り込み、話題をさらいました。

 

一般的なジャンプ漫画とは一線を画し、グロテスクなシーンが多いです。

グロテスクですが爽快感があり、深いシナリオも相まってカタルシスもあります。

展開もスピーディで、何より読者の想像を超える超展開が待っているので、読む手が止まりません。

超展開ですが、後述するキャラクターの性格などが綿密に伏線しとして組み込まれており、大人でも飽きない作りになっています。

 

内容の過激さに賛否はあるやもしれませんが人気を博したのは事実であり、あのシーン、このシーンがアニメでどう表現されるのか、今から待ち遠しいですね。

特に、海外からの人気が高いようで、確かに海外式のスプラッタが多いので、ハリウッドのゾンビ系が好きな方も読みやすいかと思います。

只、ちょっと過激が過激なので……子供に読ませるには難しい判断があるかもしれません。

この配慮から、次回はWEBの「ジャンプ+」なのでしょう。

 

ebook

2 一風変わった主人公

 

本作の特徴の一つが、主人公にあります。

一般的なジャンプにありがちな、熱血純粋少年ではありません。

如何せん、初めの生きる目的が「朝食パンを食べたい」、次の目的が「女の胸をもみたい」、次の目的が「童貞卒業したい」だけです。

これだけの目的で生きています。

勿論、ここに説得力をつける為に序盤で「食うにも困る生活」を送っていたとありますが、それにしても簡素です。

只、この思想にもちゃんと意味があります。

 

生きるとは、実に単純な行動で成立する。

それなのに、人はこれを複雑にして首を絞め合っている。

 

そうした思想が背景で脈々と流れており、表面ではなく、物語全体で何か深いものを感じさせる作りになっています。

単に過激描写だけではなく、訴えかける何かがあるのも、本作の魅力の一つと言えるでしょう。

 

とぼけているのか、何も考えていないのか、一見すればおバカに見える主人公ですが、あまり見かけない独特な主人公になっていました。

 

加えて、11巻という巻数も良かったです。

本作、よくみかけるパーティ物の形態を取っているので、長くしようと思えばいくらでもできます。仲間の一人一人の話を作れば良いだけですから。

ですが、この方法だと主人公が霞ます。

 

近年のジャンプの傾向ですが、これを回避してよりコンパクトに主人公重視のストーリーにする方法が増えてきました。

個人的には、この方が好きです。

作家さん達はその都度、連載勝ち取りバトルをしなければならないので辛いでしょうが、その分ストーリーに密度が出て、読者が迷子にならず、強いインパクトを残せるようになっています。

 

特に本作は衝撃がメインの演出ですので、11巻で書き上げた事でキレ味抜群の内容に仕上がっていました。

 

11巻完結なので、今日一日で読めちゃうところも、読者としてはありがたいですね!

 

 

3 他キャラクターも個性的

主人公以外も個性的なキャラクターが多いです。

特に主人公とバディ(コンビ)を組む「パワー」という女性キャラが魅力的でした。

女性(?)というか、悪魔なので、存在そのものが常識からは外れていて、普通ではありません

おバカというより、獣テイストで描かれております。

パワーと主人公デンジの掛け合いが愉快で、殺伐とした世界観をほどよくほぐしてくれています。

 

また、「マキマ」というヒロイン? というか、五条悟(呪術廻線)と同じ最強属性のキャラも良かったです。

感情が薄く、上から目線のお姉さんです。

この性格も、後々に伏線回収されますので、最後まで読んで欲しいなぁと思います。

 

 

 

まとめ

 

非常に刺激的なシーンが多く、今からアニメ化が楽しみです。

呪術の次のブームになる可能性大なので、今から波に乗る準備をしておきましょう。

呪術が流行ったのですから、まず間違いなくきます!

いや、来てます!

 

「ねぇ、ねぇ、チェンソーマンって知ってる?」

 

と、お昼休憩の話題に上がるまで、もう数日です。

ドヤ顔で応えられる準備を始めましょう!