俺のジャンプ! 歴代漫画おすすめランキング 48選



 

四の五の言わず、週刊少年ジャンプ一本! ランキング!

 

初めに述べますが、「呪術廻戦」は入りません!

48選なんだから、後2枠あるだっろ!入れろよ!

 

という方へ。

呪術が入らなかった理由は、まだ、このランキングに入る密度では無いからです。

最終的には入って欲しいですね!

では、ランキングスタート。

※点数は、私の個人的な評価(主観)。ランキング順位は、社会、経済影響も含めた(客観)順位になっています。

 


48位 こちら葛飾区亀有公園前派出所 1976年~

評価: 76私の癖なのでしょうが、こういう屋台骨的な作品は最初に出しておきたくなります。
「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」というギネス記録(全200巻)を持つ大作です。
安定した面白さ。一話完結の爽快感。マニアックな豆知識。とたばたコメディ。
ノンストレスで読める名作でした。
雑誌を捲るとまず初めに「こち亀」を読み肩慣らしをし、その後に本命に移るルーティーンを持つジャンプ読者は少なくなかったはずです。

 

 


47位 プレイボール 1973年~

評価: 75ちばあきお氏原作「キャプテン」からのスピンオフ。
豆知識ですが、ちばあきお氏は、ちばてつや氏(あしたのジョー)の実の弟です。
個人的にはキャプテンの方が好きですが、あちらは「月刊」少年ジャンプですので、本作がランクイン。
当時の男子は野球、女子はバレーの時代ですので、スポーツ物は野球ばっかりです。
中でも本シリーズは有名どころ。
コメディ系の中でも絵柄がよりコメディで、笑いあり根性ありで読みやすかったです。

 

 


46位 きまぐれオレンジ☆ロード 1984年~

評価: 74まつもと泉 氏原作。個人的な趣味枠です。
超能力を持つ主人公、恭介は転校生として中学校へ入学する。そこで、不良少女の鮎川に一目惚れをした。
絵も内容も、がっりつバブリー(80年代)な学園物です。
きっと鮎川さんが人気高かったのでしょうが、ひかるが好きでした。
後、アニメの主題歌が格好良かったです。
80年代の学園物って、独特な雰囲気があって好きです。どの作品もあだち充風、高橋留美子に見えるのは、仕様です。

 

 


45位 燃える!お兄さん 1987年~

評価: 73佐藤正 氏原作のコメディ作品。
お気楽でお馬鹿なお兄さんと、妹の学園物語。ほぼ一話完結のショートコントのような話です。
お兄さんが突如バトルシーンなどで劇画タッチに変わるなどが印象的でした。
んん、まぁ、思い出補正が強いので、こちらも個人的趣味枠ですね。
当時は小学生でしたが、何も考えずに読め、ちょうどフィットする作品でした。
こういう作品を改まって読んでみると、昨今の漫画がいかに知的な物語か分かります。
むしろ、それで楽しめるほど小学生のIQが爆上がりしているのか?
そんなはず、無いと思いますが……。

 

 


44位 とっても!ラッキーマン 1993年~

評価: 75「燃える!お兄さん」路線を引き継いだコメディ作品。
とにかく「運」だけで敵に勝っていくヒーローコメディです。
本作も非常に分かりやすいコメディで、小学生にフィットします。
特徴は密度の濃さ。
構成が優れていて、一話一話にギャグもストーリーも詰め込まれています。

時期的に「653万部時代」だった為、当時は掲載が後ろの方で「おお×(バツ)組」と揶揄されていたそうです。
が、その完成度は一級品。
これで……後ろの方なのか……。という凄まじい時代の一作。

 

 


43位 はだしのゲン 1973年~

評価: 77え、これジャンプなの? 感が満載ですが、ジャンプです。
中沢啓治 氏作品。
アンケート至上主義を取る週刊少年ジャンプですが(当時もそう)、編集長の強行で連載されました。
多くの小学校の図書室で「唯一読める漫画」だった為、知名度は抜群。
戦争について考える切っ掛けは、今後増やした方が良いと思います。
戦争を始める人は、いつだって戦争を知らない人なのですから。

 

 


42位 侍ジャイアンツ 1971年~

評価: 73集英社版「巨人の星」。原作:梶原一騎 描画:井上コオ の両氏。
因みに、私が原作:梶原一騎氏だから勝手に「集英社版 巨人の星」と言っているわけではなく、
そいういう主旨で作られた漫画です。「巨人の星」はマガジン(講談社)です。
たぶん、アニメの方が有名です。
「ハイジャンプ魔球」「大回転魔球」など、ルール無視のぶっ飛んだ必殺技は、平成漫画にも引き継がれる作法となりました。

 

 


41位 ドーベルマン刑事 1975年~

評価: 74原作:武論尊 描画:平松伸二 氏。
ごりごりの濃ゆい絵(劇画)で、ばりばりのハードボイルド刑事もの。
詳しい武器やら情勢の解説、公衆の面前で全裸になって戦う主人公なのに、なぜか格好いい。
絶対に、下着はブリーフ。
そんなゴルゴ13的な刑事ものです。後半からゆるくなるのは、武論尊氏の作品傾向でしょうか?(同作品「北斗の拳」とか)
前半がめっちゃ面白いです。

 

 


40位 すすめ!!パイレーツ 1977年~

評価: 75ほんと、この時代野球しかない。
本作も野球&コメディ。その先駆者となった作品です。
特徴としては、勝った負けたよりもギャグが優先。
あと、メタフィクション。
パロディをふんだんに使用し、漫画を見世物として扱う作風でも先駆者だったと思います。

 

 


39位 世紀末リーダー伝たけし! 1997年~

評価: 75燃えるお兄さん、から脈々と受け継がれるコメディ&劇画の少年バトル。
ギャグやネタは時の流行りがありますが、本作は時代にあっていたと思います。
オーバーなギャグが爽快で、バトルも最終的には真剣になり、人間ドラマもふんだんに書かれ、バランスにすぐれた作品です。
連載中色々とありましたが、名作でした。

 

 


38位 セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 1995年~

評価: 77うすた京介氏、渾身のギャグ漫画。本作に限らず、全体的にこの辺りから「ギャグ」の方向性が、「力を抜いたゆるい」路線に変わっていきます。
ダウンタウン氏の影響かと思っています。
世相が漫画にも出てきますね。
どんな話? と言われても答え辛い……、というのも、松本人志さん的かと。
アニメの主題歌も一世を風味しました。
「ペニシリン 『ロマンス』」 今でも絶好調にテンションが高いと歌ってしまいますね!

 

 


37位 BLEACH 2001年~

評価: 75長らく2000年代のジャンプを支えた、久保帯人氏の人気作品です。
格好いい剣術、魔法の必殺技。良く分からない詳細設定。誰がヒロインか分からない設定。
と、現代のジャンプの礎を作った作品です。
え? もうここで出るの?
という方も多くいそうなほど、今でもYouTubeなどで考察動画が多数出ています。

第一部となる「尸魂界篇」までだったら、もっとランク上位にしてました。
そこまではブームになるべくしてなった勢いと魅力が満載でした。

 

 


36位 珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち- 1990年~

評価: 74不世出の漫画家、漫☆画太郎 氏作品。
昂奮しない乳房を書かせたら、右に出る者はいないでしょう。
ぶっとんだギャグ漫画。
一度みたら、まずまず忘れる事が無い絵。まさに一見の価値がある作品。

 

 


35位 アイシールド21 2002年~

評価: 75アメフトを日本に広めた人気漫画。原作:板垣理一郎 作画:村田雄介 氏。
絵が綺麗。内容も濃い。
ジャンプに限らず、2000年前後は「分業化」作品が多かったです。原作と作画が別ってやつ。
更に特徴もあり、「美麗で密度の濃い絵」と「具体的知識の多い内容」。
代名詞は「金田一少年の事件簿」かと思いますが、個人的には本作。
絵と内容のバランスがちょうど良い。
バランスの良い分業作品が多かったのも、この時期のジャンプでした。

 

 


34位 銀牙 -流れ星 銀- 1971年~

評価: 77みんな大好き、犬!
犬漫画の第一人者 高橋よしひろ 氏作品。
戦う、犬! 本宮イズムの継承者という事もあり、迫力満点に戦う、犬!
正直、子供の頃は怖かったです(笑)
なんだかんだで、今でも続編が連載中です。
フランダースのノリで読むと、熱い血をたぎらせる事になるので、注意。

 

 


33位 鬼滅の刃 2016年~

評価: 70映画の興行収入が400億円を突破したらしい(21年5月現在)
400億突破したので、ランクイン。
話す事は特にないです。
鬼と戦う子供。
たいして詳しくも無い詳細記事も書いています。
→ こちら「鬼滅の刃 書評」

 

 


32位 黒子のバスケ 2009年~

評価: 72今回、一番順位に迷った作品。
大好きなバスケを題材にしてくれて、ちゃんと流行らせてくれました。
ジャンプ的な必殺技主義のスポ根ですし、もう少し上でも良いのですが……。
「鬼滅」をここに入れてしまったので、この辺りか……と

 

 

 


31位 まじかる☆タルるートくん 1988年~

評価: 73可愛い魔法使いタルるートと、エロが紡ぎ出す学園物語。
作者は各メディアでも御馴染み 江川達也氏。
おそらく、ほとんどの男子は「エロ」目的で読んでいた作品です。内容覚えてません。
パンチラとかじゃなく、リアリティを持ってエロを見せつけてやろうという野心が見える名作です。

 

 


30位 ヒカルの碁 1999年~

評価: 74分業化作品の中でも、とりわけ、分業化した意味を持つ作品。
原作:ほったゆみ 作画:小畑健 氏。
正直なところ、週刊連載って漫画の作業量に合ってないと思います。
小畑さん然り、村田さん然り、あのクオリティの絵をストーリー作りながら書くのは難しいはずです。
更に、アメフトやら囲碁やら、マニアック知識までを習得するとなると、ほぼ不可。
だからこその分業化。
囲碁というマイナーな古典ボードゲームを広めた功績は、計り知れないです。
難解な囲碁を分かりやすく物語として伝えた技量、美麗な絵、どちらも秀逸でした。

 

 


29位 銀魂 2004年~

評価: 73こちらも2000年代のジャンプを支えた一作。
コメディ系のバトル作品。質の良いギャグと熱い展開のバトル、人生譚が主軸です。
キャラクターが個性的で、近代の漫画だけではなくコメディ系の「ラノベ」、もしくは会話の流れなどを作った作品かと思います。
本作に限った話ではありませんが、この年代はとにかく長編化していてネタぎれ感があるので、作品全体の質である「評価点」はどうしても下がってしまいます。
そこが、少々残念です。

 

 


28位 サーキットの狼 1975年~

評価: 72少年誌、青年誌ではちょいちょいヒット作が生まれる「レース物」。
その元祖にして頂点が、こちら。
往年の「スーパーカー」ブームを作った名作です。
男子はみんな「メカ」が好き。
特に、自身で操縦できるハイテクメカといえば車。
そして「現実にある」マニアック性も大好物。
当然、バトルも大好き。
強力な三拍子が揃っております。
本作が無ければ、「イニシャルD」も生まれなかったかもしれないです。
只、サッカーやら野球といったスポーツ物に比べ、ヒットする難易度は高いです。
「経済」という壁があるので「少年」への実用性が薄いんですね。
好きな要素は揃っているのに、ブームになる作品は数十年に一作という、珍しいジャンルでの成功作品です。

 

 


27位 みどりのマキバオー 1994年~

評価: 72かなり高めにいれてしまいました。
理由は二つ。
一目で覚える つの丸 先生の絵。
競馬が好き。
人間と切っても切れない関係の動物といえば「犬」「猫」そして「馬」。
特に「犬」「馬」は主従関係もありオキシトシンが出る動物です。
にも関わらず、漫画では双方たいして売れません。
擬人化したのが良かったのか、しっかり売れたのが本作です。
ウマ娘も頑張れ!

 


26位 NINKU -忍空- 1993年~

評価: 75ジャンプの中でも異色かと思います。
とりわけ、本作が始まった1990年代は、ジャンプ黄金期の中で最も黄金期。
このランキングでも上位を独占する連中が跋扈する時代……において、度重なる休載を繰り返した作品。
内容も独特です。後に出てくる「NARUTO」がジャンプらしくリメイクしますが、あれが本来のジャンプ的な姿です。
元気な少年が、豪快に必殺技を繰り出す。
ですが、本作は違います。全然元気じゃないです。地味です。トーン貼って欲しいです。
キャラも元気じゃないです。
でも、なんだかワクワクするんです。
漫画誌全体を見渡しても、かなり特殊な漫画だと思いますし、事実として今尚、根強いファンが多い作品です。

 

 


25位 DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 1989年~

評価: 75黄金期中の黄金期に突入します。
最近、リメイクされてアニメ放送中です。
やっぱりこの辺りですね!
ここいら辺りが「黄金期」レギュラー陣。
ドラゴンクエストの漫画版という体ですが、もう関係ないですね。鳥山先生を明らかに倒しにかかってます。
(同じ時期にドラゴンボール連載中。ドラクエの原画も鳥山先生)
「俺のドラクエは、こうだ!」という熱い漫画に仕上がっています。
当時の小学生は、炉端の小枝を拾っては「アバンストラッシュ」を繰り出したものです。
ドラゴンクエストを知らなくても(私も知らなかった)、全然楽しめる冒険ファンタンジーです。

 

 


24位 封神演義 1996年~

評価: 75「黄金期」の定義は「スラムダンクが終わったところまで」らしいです。
事実、スラムダンクが終わってから暫く読みませんでした。
その時代を支え、再度私をジャンプに戻らせた一作がこちら。(「幕張」も入れたかったけど……)
タイトル通り、中国の四大奇書(古典ファンタジー)の一つです。(他「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」)
これを、大胆にアレンジ!
本作の特に重要な意義として、「女性は、歴史物が好き」だという事実を炙り出した点にあります。
その辺りまでって、歴史=男物だったのですが、近年を鑑みても、女性の方が歴史が好きです。
男は歴史が好きなんじゃなく、バトルと蘊蓄が好きなだけなんです。
ジャンプの中から女性にスマッシュヒットを打ち込んだ本作の価値は、非常に高いです。


23位 テニスの王子様 1999年~

評価: 76同じく、「黄金期」終わりのジャンプを腐らせなかった名作。
今尚、BL界ではゴッドの位置に存在しているのでしょうか。
かくいう私もテニプリ大好きなので、また別で詳細書きます。
ジャンプの王道、「ルール無視の必殺技」を継承した純ジャンプ作品です。
分かりやすい! が、何よりも優先される美技なのだと知らしめています。

 

 


22位 ホイッスル! 1998年~

評価: 75サッカー物の名作、ホイッスル。
サッカーといえば……例のアレですが、本作はそことは違い「青春重視」です。
リアリティ重視の青春学園物。
むしろ、マガジンとかでやってそうな雰囲気です。
美しい青春を読みたい方には必見で、人気の高い作品ですね。

 

 


21位 男一匹ガキ大将 1968年~

評価: 76総大将! 本宮ひろ志!
黄金期がどうのこうのの前に、ジャンプを一流雑誌に押し上げた張本人が、本宮ひろし。
後世のジャンプ作家に与えた影響で言えば、本宮氏が頭百個くらい抜けていると思います。
私的な一番好きは「俺の空」ですが、親父の一番はこれらしいので、こちらがランクイン。
(まぁ「俺の空」はプレイボーイですしね)
喧嘩! 不良! エロ!
分かりやすい!
王道を作った一人は、間違いなく大将です。

 

 


20位 ろくでなしBLUES 1988年~

評価: 75本宮イズムをシャレた感じに継承したのが、本作。
王道の不良喧嘩ものなのですが、笑いもありますし、なにより絵が細かい。
豪快というより、繊細。
「今風」を作ったのは、後に出てくる「スラムダンク」と本作だと思っています。
こちらは黄金期レギュラー陣。
このレベルの作品が三番手、四番手あたりという……凄まじい時代でした。

 

 


19位 コブラ 1978年~

評価: 73突如、古くなって申し訳ないです。
が、絶対に入れたかった。割り込ませたかった!
SF&ハードボイルドの傑作、コブラ!
所謂、スペースオペラ。宇宙を駆ける男の物語。
この手の有名作品といえば「松本零士」作品群ですが、それよりもぐっとSFに寄せたスタイルが好きでした。
好きなSFは?
「コブラ」
と、即答する方と朝まで飲みたいです。

 

 


18位 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 1994年~

評価: 74絶賛映画公開中の本作。
「時代劇は売れない」と当時は言われていたらしですが、ガッツリ売れました。
「〇〇は売れない」という一般指標は、イコールでヒット作になる傾向があります。
後で出てくる海賊もそうです。
やっている事は必殺技の応酬で、他と変わらないのですが、ニッチを突く事の重要性が理解できる名作です。
喜怒哀楽の分かりやすい作品で、構成的にも優れた名作かと思います。

 

 


17位 Dr.スランプ 1980年~

評価: 77一作者、一作まで!
という暗黙のルールを毎度設けているのですが、問答無用で破壊する化物がいます。
鳥山明氏は、間違いなくそれに入ります。
日本版スピルバーグだと思っています。
「漫画って、何?」
その答えは鳥山明先生が全て物語っています。
んん、長くなるので別で書きます。
漫画をぶち壊した天才が、コメディをぶち壊した傑作です。

 

 


16位 DEATH NOTE 2003年~

評価: 80原作:大場つぐみ 作画:小畑健
ミステリィ好きを唸らせた、サスペンス勢も引き込み、BL勢まで虜にした、超絶完成度の高い推理バトル漫画。
80点越え作品です。
私はミステリィファンですが、「これはミステリィの新境地だ」と心を躍らせました。
「天才犯罪者」VS「天才探偵」
しかも、犯罪者側が主人公というダークヒーロー物。
この組み合わせは「ルパンVSホームズ」の引用でしょうが、このクオリティで表現されてしまうと、ぐうの音も出ません。
社会現象になって然るべき名作でした。
業界的に「二作ヒットが出れば天才」と言われているようですが、後に「バクマン」でもヒットさせ、三作ヒットを世に送り込んだ大場つぐみさんは、天才だったと証明できました。
「おお×組」とか、もう誰も揶揄しないですね。

 

 


15位 魁!!男塾 1985年~

評価: 76そろそろ熱いのいるでしょ!!
男塾!
熱しかない、熱だけが全て、男の為の男の漫画。
それが、男塾!
言葉は、それだけで十分だ。
今すぐ読め! 今すぐだ!

 

 


14位 幽☆遊☆白書 1990年~

評価: 78んん……。
富樫信者の私は、二作入れざるを得ない。
「ジャンプ」ランキングで、本作を抜かすとか有り得ないです。
黄金期BIG3の一角。

あ、そうそう。
天才の作る作品の特徴は、「粗筋が言えない」なんです。
アニメ界でも宮崎駿という怪物、映画界でもスピルバーグという異形が居ますが、みんな簡潔に言えない作品ばかりです。
でも、分かりやすい!
天才の作る話って、そうなんです。

意味は分からないけど、なんか凄い!

そういうものです。
漫画の天才が若人の頃に作った作品を読みたい人は、これを読みましょう。

 

 


13位 遊☆戯☆王 1996年~

評価: 79幽遊白書よりランクを一つ上げたのですが、かなり苦痛でした。
でも、仕様が無い。

日本で最も売れた「カードゲーム」を作った作品!

現状、「マジック」「ポケモン」「デュエマ」を含めて四大カードゲームと言われていますが、
正直、一強です。
ぶっちぎり、【遊戯王】、一強です!

ジャンプだけではなく、全ての漫画を通してこれだけメディアミックスに成功した作品は、皆無かと!
数年前に森ビルで「ジャンプ展」がありましたが、最も人だかりができていたのは「遊戯王コーナー」です。
歴代のカードの前に、男共が群がっていました。
皆、口々に思い出を語っています。
あれを見てしまっては、もう、外す事はできませんでした。

 

 


12位 NARUTO -ナルト 1999年~

評価: 77私の記憶の中で、最短でビッグヒットになった作品は、この作品と後一作です。
一話目の連載時に読んでいましたが、その瞬間から
「あぁ、これは売れる」
と、確信しました。
そんな男子が、何万人いたことか……。
「必殺技」へ極端にフォーカスした作りで、男子から圧倒的人気を誇った作品です。
いちいち説明するのが面倒なので、読めば分かります。男子なら。

 

 


11位 電影少女 1989年~

評価: 77思い出補正がかかっていますが、ジャンプ誌の恋愛漫画で最高評価は本作です。
というか、桂正和さんの大ファンなので、強引に上位に入れました。

エロビデオを借りたら、その中から本人が出てきてしまった!

というSF恋愛コメディ作品。
基本、恋愛というのは女性のものですので、男子には理解できない代物です。
男子向けの純恋愛物、なんか需要が無いのでほぼ見かけませんが、本作はそれです。
それでヒットせた手腕が光る珠玉の名作。

 

 


10位 HUNTER×HUNTER 1998年~

評価: 82本作については一週間くらい語れるので、ここでは語りません。
文字数が足りません。
思い出補正も含めて、漫画史上、最高傑作は本作です。
異論があれば言って下さい。
三日分くらいの文量で返信します。
そんな、日本中のオタク達の切り札こそ、このハンター×ハンターです。
未読の方……迷わず全巻買っても大丈夫です。

 


9位 シティハンター 1985年~

評価: 77北条氏作品では「キャッツアイ」の方が好きですが、他の影響も考えるとこちら。
従来のハードボイルド路線をそのままにして、オシャレへと舵切りした作品です。
その結果生まれたのが「女性ファン」
何度も書きますが、「女性を掴む」事こそが、ビッグヒットを生む最大の秘訣です。
本作に関してはメディアミックスにも大成功しており、後の音楽、アニメシーンを変える
「Get Wildショック」も生み出します。
その影響たるや……。
今なら「ヤングジャンプ」でしょうが、当時は「少年ジャンプ」です。
これ読んで面白いと思えるとか、当時の少年スゲーな!

 

 


8位 ONE PIECE 1997年~

評価: 77近代では「ハンター×ハンター」こそ珠玉!
と言いたいところですが、ワンピースだけは認めざるを得ないです。
長期連載ですので平均点は低くなりますが、これだけの年月を高水準の平均点を保っているのは快挙です。
因みに、こちらも一話目を読んでいて
「あ、絶対売れる」
と、確信しました。
ですが、ここまで売れるとは思っていませんでした。
現況の日本一です。

 

 


7位 ジョジョの奇妙な冒険 1987年~

評価: 80「ワンピース」より上な理由を説明します。
幅が広い!
普通、これだけの長期連載になると一定の型に従事して新しい物が作れなくなります。
しかし、そこはジョジョ。
「んなの関係ねーんだよ! やりたいようにやるんだよ!」
作者の性格がそのまま表れており、常に新しい作風に挑戦する気概が紙面から溢れています。
「私は〇期が好き」
とか、人によって好きな時代が違います。
同じ作品の中でさえ読者が熱狂するポイントが異なる作品は、そうそうありません。
というか、ジョジョくらいしか知りません。
「平均点」として、バラエティとして、ジョジョを押します。

 

 


6位 キン肉マン 1979年~

評価: 80一瞬だけ新日のマットに上がりかけたプロレス漫画の金字塔!
大胆なアレンジとスポコン、熱血とバランスよく配置されています。
何より、キャラクターが豊富で読み手を飽きさせません。
大人から子供まで根強いファンを持つ名作です。

 

 


5位 キャプテン翼 1981年~

評価: 80ルール無用のサッカーバトル。
日本にサッカーを根付かせた功績は、計り知れないです。
日本のみならず、世界中で多くの男子と一部のお姉様達を虜にしました。
オーバーヘッドキックを真似させ、数多の小学生に脳震盪を体験させた名作です。
私が人生で初めて読んだ漫画という極大の思い出補正もかかっています。

 

 


4位 聖闘士星矢  1986年~

評価: 81結論、少年誌とは、派手な衣装と見開きの必殺技があれば良い。
漫画の真髄は正にそこ。絵の迫力、印象が全てなのです。
それを決定づけたのが、こちらの作品。
必殺技は、ほぼ、パンチ+背景。分かりやすさの徹底追及。
前作「リングにかけろ」から変わらぬスタイルで、一時代を築きました。
難解要素は一つも無いので、今の子供が読んでも面白いはず。

 

 


3位 北斗の拳 1983年~

評価: 81「黄金期」の始まりは、この作品の連載開始からです。
世紀末、暴力が支配する混沌とした時代に、一人の救世主が現れた!
ヒーローというより、救世主なんですよね。
数々の苦難をその身に浴び、人の業へ立ち向かう。
こうしたキリスト教的な背景があるの作品は、十数年に一度はビッグヒットを作ります。
中でも代名詞となっている不朽の名作。
数々の名台詞を残しました。

 

 


2位 SLAM DUNK 1990年~

評価: 82いつ読んでも、何度読んでも面白い。
日本でバスケットを流行らせた伝説の一作。
青春、スポ根、喧嘩、努力、友情、時々コメディ。
恋愛以外のほぼ全てが高水準に取り揃えられた、少年は必見の名作です。
読まないという選択肢は、ない!

 

 


1位 ドラゴンボール 1984年~

評価: 83むしろ聞きたいです。
ドラゴンボールが1位じゃないなら、何が1位なのか?
ジャンプどころか、漫画そのものをひっくり返したと言っても過言ではありません。
最大の特徴は、絵!
一目で分かるインパクト。
何より、模写しやすい。
子供でも模写でき、なんとなく描けた気になれる。
しかも格好いい。
手塚先生もそうですが、誰でも模写できそうな絵というのは波及効果が高いですね。
何世代にも渡って漫画界のトップに君臨する、絶対王者だと思います。

 


まとめ。
こうして振り返ると、漫画の影響力って凄いですね。
単に日本の文化というより、社会や経済を動かしてきた面も大きくありますね。
次は、全雑誌社総合でやってみたいです。