(Amazon)
やっと再販になりました。(22年4月)
去年、仕事が多忙で再販情報を観ておらず、気付いた時(といっても一週間後くらい)には完売していた超人気作品。
初版も買い逃がしているので、1年以上待ちました。
今回も拡張版は瞬く間に完売しそうです。
という事で! 迷っていると無くなってしまう可能性大!な作品
「イーオンズエンド」をご紹介します。
Oeverview 概要
プレイ人数 1-4人
プレイ時間 60分
ジャンル デッキ構築、協力型
販売時期 2016年(海外)
価格 6,380円(税込)
BGGレート 8.0
水谷レート 8.5
発売当初からの大人気作品で、日本語版も発売されています。
発売される度、一瞬で売り切れになるほどの大人気作品です。
感覚的には、海外よりも日本での人気が凄まじい気がします。
都合、1年以上待ち望んでの入手でしたので、即座にプレイしてみました。
粗筋としては分かりやすくて、
という、シンプルなゲームです。エイリアンを倒す、ベターな奴です。
ゲーム構成
デッキ構築。協力型。
「デッキ構築」とは、金が出てくるカードがあるので、そこから出てきた金を使って呪文や補助カードを買い集め、自分のオリジナルデッキを作りながら戦闘するタイプのゲームです。
集めたカードで地球を攻めてくるボスや手下がいるので、そいつを皆で倒します。
「協力型」というのは、プレイヤー全員で協力し合って敵を倒します。
「こっち補助カード集めるから、戦闘は任せるよ」って感じで、話し合いながら一つの巨悪に立ち向かいます。
最近のボドゲ界隈では、こちらが人気です。
理由は……
協力型は、ソロプレイに最適だから!
2~4人で話し合いながらプレイするのと、一人で4人分をプレイするのとで大差がありません。
ドラクエを1キャラでクリアするのか、4キャラでクリアするのか? 程度の違いです。
(強いて言えば、4人プレイするには広い机が必要になります)
ベストは2人プレイを1人で行う、でしょうか? どのゲームもこれが一番楽しいです。
加えて、本作の特に面白かった点は、
「ガチガチのデッキ構築」です。
ボードゲームなのに、ボードはほぼ使いません。
カードだけで進行します。
「ドミニオン」以降、ボドゲ業界は【デッキ構築時代】に入りましたが、今までも数々の名作があります。
長年の研鑽で、色々なタイプのデッキ構築が生まれました。
今現在の主流だと「デッキ構築」+「ワーカープレスメント」などです。
ですが、本作は純粋な「デッキ構築」。
進行につれ、どんどん増えていく手持ちカードを精査し、敵を倒していきます。
金でカードを買っていく仕様であったり、買いたいカードに上限枚数があったり、資源を優先して買うか? 攻撃スキルを優先して買うか?
などなど、「選択の悩ましさ」を突き詰める、本格デッキ構築を楽しめます。

心底、デッキ構築沼にハマりたい方には、オススメです。
本当に、この作品はめちゃくちゃ人気が高く、BGGレートも少し前までは下がっていましたが、今は8点台まで上がっています。(発売当時は8.5とかの時もありました)
日本再販が決まった瞬間に、0.8ポイントもあがりました。
ボドゲの主な市場はドイツ、日本、アメリカ等ですが、日本再販でこれだけポイントが上がるという事は、それだけファンが多いという事。
デッキ構築もですが、やっぱり「協力型」が重要だと思います。
たぶんドラクエ文化だと思うのですが、日本って基本は「ソロゲーム」文化です。
皆でワイワイ! UNO!
も確かに楽しいのですが、

みたいに、マニアックに突き詰めていくことに快感を覚える種族だと思います。
一人で延々とカードに向き合う日々……。
そこに快感を覚えた時、このゲームの価値が分かります。
プレイ難易度
「基本版」はやや低めに設定してあります。(訂正。完全なソロだとキャラによっては運ゲーになる)
初見で迷子にならないよう、チュートリアルモードもついていて、それを1回やればルールは覚えられます。
特に、
「デッキをシャッフルしない」
を、ゲームの特徴としており、手札事故みたいな事はありません。
(選択のミスは勿論あります)
逆にここが、難易度が下がっている点でもあります。
運要素が「プレイの順番」しかないので、一度攻略パターンを見つけてしまえば、そのパーティ、サプライであれば高確率で勝てます。
↓例であげておきます。箱絵のボス
このコンビかつ、このサプライ(調達カードの組み合わせ)だと箱絵ボスは余裕です。
※サプライは説明書の「初心者用編成」なので、もっと精度は上げられます。
逆に! このコンビとサプライで別ボスに行くとほぼ負けます。
ボスとの相性を探すゲーム!
と言えます。
ここでツッコミが来そうです。
そう。ランダムにしないと、難易度が上がりません。
ですが、デッキ構築で面白いのって、手札管理だけではなく、「サプライ構築」も楽しみの一つなんです。
買えるカードをランダムにしてしまうと確かに難易度は上がりますが、デッキ構築してる!感が下がってしまいます。
とか、悩むのが楽しい!
どのパターンだと勝てるのか!? これを1人で悶々と悩むのが肝のゲームかと。
私は「サプライ構築派」です。たまにランダムもやりますが。
さて、本作「イーオンズエンド」ですが、拡張版も出ています。
「イーオンズエンド 終わりなき戦い」
今回も一瞬で売り切れてしまいました。
私も買うかどうか4時間ほど悩んでいましたが、みるみる内に無くなるので、その日の内にまた買いに行きました。
拡張が即売するのは、攻略パターン探しゲーム! と、考えている人が多い証拠だと思います。
組み合わせが多い方が楽しいですものね。
まとめ
ゲームの内容としても、地球防衛軍みたいでシンプルな面白さがあります。
カードを使い回してプレイするアクティビティもあります。
何より、ソロで面白い!(★ここ重要)
圧倒的に面白い!
なかなか人と集まる機会が少ない、時間を確保するのが難しい日本人には打ってつけの作品だと思いました。
日本語版販売以降、ずっと即完売を繰り返している名作ですので、もし買える機会があれば買っておいて損はありません。
ゲーム内容自体も分かりやすく、広大なボードでトークンを並べるタイプでもなく、デッキ構築とはなんぞや? を知るにも最適なので、初心者にもオススメできます。
個人的には、ボドゲは本作か「テラフォーミングマーズ」辺りから入って欲しいですねー。
ボドゲって何? が詰まっています。
拡張版も「独立」拡張ですので、こちらだけでプレイは可能です。
(あくまで可能というだけで、基本版との組み合わせがベストです)
基本版については、そろそろ欲しい人には行き渡ったと思うので入手機会は今後増えると思います。
が、拡張版はたぶんここ数日で完売してプレミア値段でネットに流れるようになるので、定価で見つけたら買っておいて欲しいです。
やっぱり、デッキ構築、最高ですよー!
おまけ あると便利なボドゲ用品
あと、カードが400枚近く種類別にあるので、モビロンバンドの購入を強くおススメします。
ボドゲやる以上、どの道必要です。
カードを束ねるのであれば「折径40mm」だとピッタリです。